JAVAプログラミング講座  宇宙のJAVAさん外伝
「 第七銀河の彼方に 」


宇宙のJAVAさん外伝「第七銀河の彼方に」

- 第1話  鼓 動   -


i アプリを作ろう!

 

X ふはははは・・・

X、悪のiアプリ研究所所長、Mr.X 見参!

みゃあ X先生! マスク忘れてますよ!

X いや〜。 昨日飲み歩いてたときに、どっかに忘れちゃってね〜  マスク。
困ってるんだよ・・・

 

みゃあ うし君 さすがは、X先生!

X 今回は、NTT DoCoMo 503i シリーズの iアプリ作成講座
宇宙のJAVAさん外伝 「第七銀河の彼方に」をお送りします。

みゃあ ついに携帯JAVAかみゃ!

X では、さっそく必要なものをそろえましょう!

みゃあ うし君 はーい!


開発環境をそろえてたもれ


X iアプリもJAVAなので、JDKを利用して作成します。

X 本来なら NTT DoCoMo が公開している DoCoMo純正iアプリ開発ツール J2ME Wireless SDK for the DoJa を利用するのが本道なのですが、これが実に・・・

どうも使いづらい! エミュレータがしょぼい!(*0)

という訳でフリーソフトの「GiGA-Appli Developer's Kit (*1)を使って開発することにしましょう。
コンパイル等のめんどくさい作業がボタン一発で出来ます。
ありがたいツールを作って頂いて感謝です!

X あと、忘れていけない「503iエミュレータ」ですが、「i-JADE Lite(*2)を利用しましょう。
ゼンテック・テクノロジー・ジャパン様のホームページで無料でダウンロードできます。
これで、PC上でiアプリが動作しますので、動作確認が出来ます!
これまた素晴らしいツールをツールを無料で公開して頂いて感謝感激です!

X 今回説明するのは、Windowsでの開発方法です。
開発に必要なものは以下のとおりです。

 

(1)GADeK(GiGA-Appli Developer's Kit)

ギガフロップス株式会社 今井大介様&ギガアプリチーム

http://g-appli.net/developer/gadek/index.html


(2)JDK1.3

サン・マイクロシステムズ社

http://java.sun.com/j2se/1.3/ja/download-windows.html


(3
)J2ME_CLDC

サン・マイクロシステムズ社

http://java.sun.com/products/cldc/


(4
)i-JADE

ゼンテック・テクノロジー・ジャパン

http://www.zentek.com/

 

X 最初の初期設定は結構面倒なので、細かい説明はしません。
まず GADeK を入手してください。
GADeK のマニュアル( readme.txt readme.doc )に環境準備の設定の仕方が事細かに書いてあるので、それを参考にしてください。

基本的には上の4つの開発環境を入手し、JDK1.3 をインストール。
つぎに i-JADE のjarファイルを展開し所定の場所(例:c:\classes)に置きます。次に J2ME_CLDC のクラスファイルを先ほどの場所にコピーします。

今回の講義では GADeK 1.2.0 を使用しています。
今後バージョンが上がった場合、画面構成が変わるかもしれません。

そして、 GADeK を起動して、「設定画面」を出します。

そこで、

・JDK1.3 のインストした場所
・preverify.exe の場所(preverify.exeは J2ME_CLDCに入っています)
・i-JADEをインストした場所
・i-JADEとJ2ME_CLDC のクラスファイルが置いてある場所
・エディタプログラムの場所

を指定します。

私の場合は J2ME_CLDC に入っている「preverify.exe」をクラスファイルが置いてある「c:\classes」に置きましたので、設定は次のようになりました。

 

うし君 や、やっと終わった・・・ もう、つかれたも〜

みゃあ 設定だけでこれじゃ、先が思いやられるみゃ。

X まぁ、最初の設定が終われば、後は簡単です。


X では、さっそく動かしましょう。

最初にプログラムを収納する場所(フォルダ)を作りましょう。

エクスプローラーでCドライブの下に「DOJA」というフォルダを作ってください。


GADeK
を起動して、「新規作成ボタン」を押してください。

すると、新しいプロジェクト名を聞いてくるので「test01」と入れてください。
そして、「保存フォルダ選択」 ボタンを押し、先ほど作ったフォルダ「c:\DOJA」を選んでOKを押してください。

すると、Cドライブの「DOJA」フォルダの下に、「test01」というフォルダが出来ました。
「test01」というフォルダで新しいiアプリを作るわけです。

では、エクスプローラーで「test01」を見てみると、その下のフォルダに次の5つのフォルダがあると思います。

class
output
preverified
resource
source

 

X 重要なのは、

source ・・・ JAVAプログラムを置いておくフォルダ

resource ・・・ 画像やサウンドファイルを置いておくフォルダ

output ・・・ 完成したiアプリプログラムが置いてあるフォルダ

の3つです。

X では、作っていきます。

「悪のiアプリ研究所」雛型ソースファイルCanvasBase.java をダウンロードして、先ほど出来た source フォルダに入れてください。

ソースファイル一覧の「一覧更新」ボタンを押すと、ソースファイル名が画面に出てくると思います。

みゃあ OKだみゃ。

X そしたら、「コンパイル」ボタンを押してください。

コンパイルが始まります。
いろいろダイアログボックスが出てきますが、コンパイルエラーが出ていないがぎり「はい(Y)」を押してください。

これで、iアプリプログラムを作る為の一連の操作をすべてやってくれます。

「jamファイル変更」という画面が出てくると思います。
jamファイルとは、iアプリを動かす為のテキストファイルです。

このjamファイルを携帯電話が読み込み、そのファイルに書かれたiアプリプログラム(jarファイル)をダウンロードする仕組みになっています。

赤い文字が必ず記述が必要な部分です。

AppClass(メインクラス) という部分が空白になっていると思います。

このメインクラスというのは、「複数classファイル(プログラムファイル)があったときに、どのクラスからプログラムを実行するか?」という事を聞いてきてるわけです。

今回は CanvasBase.java の1つのソースから、CanvasBase.class という1つのクラスファイルを作りました。

そこで、AppClass(メインクラス)CanvasBase と書き込んで、変更保存を押してください。

X これで、iアプリが完成です。

output フォルダの中を見てください。

test01.jam
test01.jar

の2つのファイルがあると思います。
基本的にこの2つのファイルがあれば、iアプリは動作します。

(jarファイルのサイズが10kバイトを超える場合は動きませんけど・・・)

 

X では、動かしましょう。

「エミュレータ起動」ボタンを押して、好きな携帯名を選んでください。

ちゃんと、動きましたか?
赤い四角と文字が画面上に出ると思います。

 

X もし、上手く動かないようでしたら、ソースファイルが置いてあるフォルダを見てください。
そこにテキストファイルで JAVAコンパイル時のエラーが出力されます。

X これで、今回はおしまいです。
最後に GADeK のほかのボタンも紹介しましょう。

これは、すでに作成した(新規作成した)プロジェクトを開く時に使います。
あとで「test01プロジェクト」を再び開く時は、このボタンを使ってください。

これは、ダウンロードの為の htmlファイル を自動で作ってくれるボタンです。
これを押しますと、test01.html outputフォルダに作成されます。

test01.html
test01.jam
test01.jar

の3つのファイルを自分のホームページにアップロードして、携帯電話でURLを打ち込んで test01.html を開けばiアプリが携帯にダウンロードできます。
プログラム完成後、ホームページに公開するとき用です。

うし君 なんか、今回は Mr.X 先生ばかりしゃべってるも〜

X まぁ、そういわないで下さい。


X さて、すこし加工してみましょう。

GADeK の「CanvasBase.java」というファイル名をクリックして、右下の「ソース編集」を押してください。
指定したエディタ(初期状態では メモ帳)で、プログラムソースが開きます。

ソースの下のほうに

// ---------------------------------------------------------
// 作画 paint()
// ---------------------------------------------------------
public void paint(Graphics g) {

 g.lock(); // GCロック

 g.setColor(Graphics.getColorOfName(Graphics.RED));
 g.fillRect( 10, 10, 20, 20);
 g.setColor(Graphics.getColorOfName(Graphics.BLUE));
 g.drawString("Hello i-Appli", 20, 60);

 g.unlock(true); // GCアンロック

} // paint()

と、画面作画プログラムがあると思います。
ここの、

g.drawString("Hello i-Appli", 20, 60);

g.drawString("Hello Kuma", 20, 60);

に変えて、保存し、コンパイルボタンを押してください。
「はい(Y)」を連打した後、「エミュレータ起動」で実行して見ると
iアプリ画面に

Hello Kuma

と表示されます。

 

うし君 ほんとだも〜

X さしあたりiアプリ開発の雰囲気はつかめましたか?
今回はさわりなので、初期設定だけの説明で終わってしまいました。
GADeK のマニュアルなどの参照して、がんばって初期設定してください。

X  「RPGっぽく、くまが歩くプログラム」の説明などをしようかな〜 と予定しています。

X  では、またね〜

 

(*0) 偏見ふくむ m(__)m
(*1) Copylight (c) ギガフロップス株式会社 今井大介&ギガアプリチーム
(*2) Copylight (c) ゼンテック・テクノロジー・ジャパン

 

- たぶん 第2話につづく と思う -

 

宇宙のJAVAさん外伝 (C) BakuretuKen 2001

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